加越13号


今の時刻は午後10時30分。

この日記を実家に向かう加越13号で書いている。

週末を実家で過ごすことに決めたのは昨日の夜だ。

今日は定時になってまっすぐ寮に戻り、食事、風呂、洗濯を終えて

20時18分の電車に飛び乗った。

夜の空いている電車に乗るのはとても好きだ。

ぼぉ〜と町の明かりを見ながら、「この一つ一つに一人一人の生活があるんだな」

なんてロマンチックなことを考えたりする。

さっき、ある駅の近くに一際明るいビルを見つけた。受験のための予備校らしい。

私は塾らしいものにはいった記憶がないが、それなりに勉強してきたつもりだ。

しかし、今から考えるとなぜ勉強してきたのかわからない。

何も考えずに勉強していたようにも思う。

今、配属先の部でH/W実習を受けている。

オペアンプシーケンサなど聞いたことのある用語を聞いたが、

全く覚えていない。大学では自分の興味のない授業は単位さえ取れればよかった。

全然覚えようしていない。期間が過ぎればそれでおしまい。

あれだけ勉強した英語も役に立たず

先日受けたTOEICではしゃれにならない点数を取ってしまった。

それでも賢い人はそれを生かして、いい点数を取れるのだけれど

にわか勉強の僕にはいっぱいいっぱいだった。

なんだかまとまりのない文章になってしまったが

とどのつまり、これからが意味のある勉強なのかなと思う。

大学までは結果を残すことが大事だったが、

これからは仕事において結果を残すことが大事だが、

勉強したそのものが利益を生むわけじゃないから。

研修を受けながら、全然わかんないよと心でうめいていた私の心の叫びでした。