映画「四月物語」


この連休3本目、岩井俊二監督、松たか子主演、映画「四月物語」を見ました。

大学に入学した新入生松たか子演じる楡野卯月の切ない物語です。

とても良くできている映画です。僕も見ながら懐かしくなりました。細かい演出も丁寧でカメラワークもすばらしい。余計な映像もないし。キャラクターの設定もいいなぁ。

そして、最もきれいなのはプロットです。始め彼女が大学を受けた理由がぼやかされていますが、後半に明確になります。誰もが自分の大学を決めた理由は本人しか知らないと思いますが(皆もっともらしい理由を考えますが)、結局は卯月のような理由も”あり”なんじゃないかなぁと思います。僕も情報系を選んだ理由は挙げられますが、なぜ「宇都宮」だったのか、皆が納得する理由を挙げる自信がありません(^_^;)

この映画は誰が見るといいのかなと考えてみました。やっぱり、これから大学を受ける人かなぁ。大学生活がどんなものか少しでもイメージが湧くと思います。全然勉強するシーンがありませんが、実際そんなものかもしれません。嫌でもやらなきゃいけないものはするし、時間がなくても好きな勉強はするものです。

それにしても、なつかしいなぁ、大学生活(^_^)