コールドリーディング


昨日、会社の帰り際に同じプロジェクトの先輩と同じ電車になりました。世間話をしているうちに、僕の今の住まいについての話題になりました。基本的にホテル住まいということで、その方は「寮にしてもらえばいいのに」とのこと。

僕自身はどちらでもいいと思っていたのですが、その意見を受けて「そうですよねぇ。何かと気を遣うというか、慣れないですねぇ」なんて答えてました。

また、別の日に、同じようにホテル住まいをしている先輩と話したときは「ホテル住まいもなかなかいいよね」という意見を受けて、「そうそう、朝ご飯はおいしいし、1階にコンビニはあるし。」と、調子のいい返事。

こうやって書くとかなり軽薄な感じがしますが、皆さんも多かれ少なかれ、話の流れでこうなることは多々あるでしょう?

今、「コールドリーディング」に関する本を読んでいますが、これは占い師の使う、(誤解を恐れずに書くと)人をだますテクニックのことを言うそうです。つまり、調子を合わせて、心の流れを読み、その人の望んでいる答えを話すテクニックのことです。

先のホテルの話は、いわゆる一つのコールドリーディングなのかもしれないなぁと思いました。これができない人は、話しにくい人だったり、場の雰囲気が読めない人などと言われたりするのかも知れません。

この「コールドリーディング」という技法を頭に入れて、細木さんの話や、もてると言われている友人の会話を思い出すと、なるほどなぜ彼らが注目を浴びる存在になれるのか納得することができる気がします。考え方は簡単ですが、本格的な者は簡単に実践できる技法ではなく、それなりのコツや修練が必要なことも理解できます。

しかし、僕も少しは学んでおいて、日常生活、ひいてはビジネスの場で利用できるようになれたらいいなぁと思っています。