明日の記憶
おすすめ度の平均:
素直に泣きたい人のために病気でなお引き立つ夫婦愛
ずっと貴方の傍にいます
号泣する作品かと思いましたが。。。
「最近、感動したことないな」・・・そんな人へオススメ
若年性アルツハイマー病に冒された夫とそれを支える妻の物語。
結婚というものの難しい面を見せられた気がします。
"解夏"でも考えさせられましたが、相手の替わりの目、足、手になる覚悟が、結婚には必要なのかもしれません。しかし、そんなに重く考えるといつまでたっても前に進みません。しかし、心構えは必要です。
物語の原作は、本屋大賞2位を受賞したほどなので、しっかりしたプロットで、とても観ていて安心感があります。
残念なのは、"渡しの頭の中の消しゴム"と同じような結論だったことです。つまり、末期症状になった頃には施設でお世話になってしまうというところ。
自分が自分でなくなる。この恐怖は計り知れないと思う。だから、自殺を考える人も少なくないと思う。
僕はこの映画を観て、もし自分がアルツハイマー病に罹ってしまった場合、死を選ぼうと思った。
愛する人ならなおさら、僕は面倒をかけるということ、自分でない姿を見られるということに耐えられないと思う。
しかし、一方で逆はどうだろうか。一日でも長く、一緒にいたいと思うだろう。
矛盾するようだけれど、これは僕のわがままでもあり、優しさだと思って、あきらめて欲しい。