東京島 (新潮文庫) 〜たぶん思いつきで書いている。
東京島 (新潮文庫)
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桐野 夏生
新潮社
売り上げランキング: 92
新潮社
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おすすめ度の平均:
誰もが持ちうる醜さ全快すり抜けていくテーマ
女剥き出し!
この無色無臭の世界は、いったい。
女で居続けたい女と草食系男子といつもの桐野的中国男&フィリピーナ
思考が浅すぎる
無人島の極限なときに考えることが、夏の暑いときに欲しくなると同じものなんだろうか。最後に欲しいと思うものがケンタッキーなのか。
自分が無人島に取り残されてしまった場合のことを考えてみる。
爪はどうなるんだろう。というか、それは原始人とかはどうしていたんだろうか。猫みたいに定期的に気を引っ掻いていた?
なぜホンコン(中国人?)が生活力があるのか、理解に苦しむ。
中国人と香港人はなんとなく違う気がする。
突っ込みどころ満載なのは、「素直になれなくて」にも共通する。
絶対思いつきで書き連ねているとしか思えない。なんで、作品中には、かたくなに"トウキョウ"としておきながら、タイトルは"東京島"なんだ。意味わからん。
ようするに、そういう細かいことにこだわらず、女の性の極限の一ありようを描いたということなんだろうか。それならわからくもない。
僕も、この本を手に取った理由は単なる興味本位。無人島に女1人に男31人という状況に興味を持った、またなにがしかの賞をとったということも安心感をよんだ。しかしなぁ。「OUT」も似たような感想だったことを思い出し、今後彼女の作品には手を出さないかもなぁ。多分、僕が合わないということだけなんだと思う。
ただ、これだけは言えるのは、一気に最後まで、あっという間に読めたってこと。