財務3表一体分析法 「経営」がわかる決算書の読み方 (朝日新書) 〜この本に早く出会いたかった。 気になった会社の財務分析がやりたくなってきます。

財務3表一体分析法 「経営」がわかる決算書の読み方 (朝日新書)
國貞 克則
朝日新聞出版
売り上げランキング: 6029
おすすめ度の平均: 4.0
5 3時間程度でさらっと読める。財務諸表を通じて企業の特徴を分析したい初心者向けにオススメ
4 財務3表の内容をざっくり理解できます。
3 図式多用のざっくり理解の入門書
5 財務諸表について理解が深まりました
1 ライブドアに対して冷静な目を

この本に早く出会いたかった。
時々、そういう本に出会うことがあるけれど、まさにこの本がそう思える本でした。
この前に読んだ「財務3表一体理解法」では、損益計算書、貸借対照表キャッシュフローの大まかに理解できました。というか、これまで理解したつもりだったものが、さらに意味がすっと入ってくる感じでした。

何がよいかというと、具体的なのがいい。
よく似た企業を財務指標から比較を行い、それを丁寧に解説してくれています。
目から鱗だったのは、ゼンショーの分析を読んだときです。
一応、ゼンショーの株ホルダーなので、四季報を定期的に眺めているのですが、買収に次ぐ買収で大丈夫?と思っていましたが、長期的目線にたつと目的を持った戦略を実行していることが理解できました。

そして、新書ではたいてい読み終わると、「あぁ楽しかった」で終わることが多いですが、この本を読んだ後は、気になった会社の財務分析がやりたくなってきます。
投資をしている人、ある会社の状況を理解人は、2010-10-21 - forestbookの日記と合わせて一読することをお勧めします!