敗者のゲーム(新版) なぜ資産運用に勝てないのか 〜これまで読んだ投資本の中で1番ためになった。

敗者のゲーム(新版) なぜ資産運用に勝てないのか
チャールズ・エリス
日本経済新聞社
売り上げランキング: 9800

市場には勝てない。

手数料は安い方がいい。

など、これまで納得しながらも、腑に落ちなかった投資の基本がこの本にはすべて、そう、ほんとにすべてが書かれている。
投資の教科書と言われる理由がわかりました。


この本をなぜもっと早く読まなかったのか、もっと早く出会いたかった。心底そう思える良書でした。


ただ、この本がすばらしいかということを書くことができない僕の文章力のなさがはがゆいです。

目から鱗だったのは、以下の2点。

  • 税金は思った以上に怖い。税金免除の年金関連の商品が魅力的な理由がよくわかった。
  • 市場には勝てないにもかかわらず、なぜ投資すべきなのか。それは、本書を読んでもらいたいが、それは世界はインフレを基本としているから。そして、そのインフレがもっとも怖い。
    • この数年の株価の値上がりの理由の最大の要因はインフレだった。日本の株価が上がらない理由はデフレだからか。

もう2回くらい読んでおくべきと自分で思います。