あしたの私のつくり方 〜そういえばこういう感覚が昔はあったなと思い出させてくれる

あしたの私のつくり方 [DVD]
日活 (2007-11-09)
売り上げランキング: 13958

学生の頃は、自分の立ち位置みたいなものを探りながら過ごしていた気がする。居場所を見つけるととても居心地がいい。おちゃらけキャラとか、しっかりキャラとか。
大人になると特段そういうものにしばられず、生きていける気がする。ある程度は必要かもしれないが、立ち位置にいなくても嫌われることもなく過ごせる。(正確には大人な対応という良識のもとに助けられている?)


僕はそれが見つけられなかった中学生時代、つらかったから、映画の前田敦子の心境はわかる。
だけど、この映画を学生の頃に観たからといって助けになったかどうか怪しいな。学生の頃は、自分の世界がすべてだから、「だからどうしろっていうんだよ!」と思ったかもしれない。


大人になって、懐かしむためにある映画なんだろう。


いい映画とは思うけれど、だよなー的な感じで終わるところがもったいない気もする。