象の背中 〜素直に感動できないのはなぜだろう


幸せすぎだろう。。なんかちょっと、こうだったらいいな的な理想を描きすぎな気もしました。あと「60歳のラブレター」でも感じましたが、不倫はこの年代では文化なんですかね。

そういう違和感を感じながらも、余命わずかな人の人生を描く物語としては、ひとつの姿を描いており、いい映画だとは思った。
では、なぜ感情移入できず、感動もしなかったのか。

おそらく、ほとんどが使い古された、せりふ、シーンが多かったからではないか。

「死ぬまで生きたい」といわれても、そうだよねぇとしか思えないし、初恋の人に改めて告白するなんてきれい過ぎるシーンだし(普通キモイし)、昔ひどいことをした人に謝って殴られて許してもらうなんてこともどっかで聞いたことがありそうだし。
ホスピスだって、今更調べなくてもかなり一般的になってませんかねぇ。

ただ、最後まで観ることができたのは、いつ自分の身に降り掛かってもおかしくないだけに、自分だったらどうするかというイメージを最後までしたかったからなのかもしれません。回答はでませんけど。