Ted 〜ありえない話なんだけど、身に覚えがある気がしてくる不思議な話

出張の飛行機の中で公開前というので観てみました。
友達の出来ない主人公の少年Johnが、サンタに友達が出来るようにお願いしたところ、クマのぬいぐるみテディに命が宿ったところから物語は始まります。
少年とテディは、一生の友達であることを誓います。

そして、30年が経過。
Johnは35歳のおじさんになり、テディはワイルドになりますが、相変わらず仲のいい二人。引きこもりがちだったJohnは、テディのお陰で自信を持て、彼女も出来ますが独り立ち出来ない。


ここからは所感。僕がこの映画で思ったのは、心の拠り所はいつか自分の中に持たなくちゃいけないってことです。
テディ的な手放せない"何か"は誰しもあると思う。けれど、大人になるにつれ、それに頼る頻度が少なくなり、いつしかなくてもよくなる。それが、大人になることかなと思う。

映画の中で、はっと思ったシーンがありました。テディの誘いを断れず、彼女を失い、それをテディのせいにするJohn。だけど、テディはそれをJohn自身のせいだと一蹴します。無理やり遊びに連れて行ったわけじゃなく、最後は自分の意思だったと。

何かを決断するのに、自分の責任だと、誰にも頼らず決めたと思えた時が、大人になったときなんだろうなと。