一時の。。。


今日はいつもより1割増し丁寧に髭をそって来た。

それは、卒業アルバムの個人撮影をするためである。

本当は卒業アルバムなど買わないつもりだった。

念のため、両親にも買わないよう釘をさすため、

実家に電話をかけたところ、以下のようなやりとりがあり、結局、今日の撮影に至った。

さすらい:卒業アルバムの注文票みたいなの、届いた?

母:ああ、そんなのあったかなー。あーあったあった。

さ:それね、買わんでもええよ。

母:なにゆうてんの、あんた。一生に一度のことやざ。

さ:だってー、個人撮影もいつあるかわからんし、

ほかにはぜんぜん写ってないよ。

母:せやかて、サークルとか研究室のがあるでしょ。

さ:んー。

母:ここでけちったら、一生後悔することになるんやで。

12月11、12日の12時から4時まで、やってるから。

ちゃんと散髪してから行きなさいよ。

さ:んー、わかったよ。

細かいことはともかく、だいたいこんな会話で

忘れていただろう母親を購入にいたらせてしまったのである。

うちの母親はなにかと記念とか思い出にこだわるたちで、

このようなことが幾度となく繰り返されている。

そういうことなら私の気が咎めるほどほいほいお金をくれる。

もともと私がけちな性格であるのに、どういうわけだろうか。