ドラマシーズン到来


今日の帰りに駅の反対側に散策に出掛けました。

すると「東急ハンズ」を発見しました。なかなか藤沢駅も侮れません。

この藤沢駅のロータリーを跨ぐようにかかる陸橋のうえが学生の溜まり場になっています。

この辺りではもうなじみの風景となっているのか、まだ幼さの残る女子高生が我が物顔で煙草を吸っているのを誰も止めません。そんな大人の仲間入りをしてしまった私です。

そんな自分にふがいなさを感じた今日、僕の心を見透かすように始まったドラマがあります。

君塚良一作のドラマ「さよなら、小津先生」です。このドラマの中には、問題児の多い高校が描かれています。授業中に携帯電話で会話をし、無言で教室を抜け出す様子は、案外日本のあちこちの高校で見られる風景なのかもしれません。「ここは幼稚園か」という田村正和演じる小津先生の台詞が印象的でした。

教科書を破いてはいけません。

授業中に携帯電話で話してはいけません。

人を殺してはいけません。

そんな当たり前のことが当たり前として認識できない感覚はいつ備わるのでしょうか。僕は二十歳になるまでお酒を飲むことすら躊躇していました。それを止める両親がいてくれたからです。僕が僕でいられた理由はそれだけなのでしょうか。

君塚さんは以前(西村雅彦、草ナギ剛)「TEAM」で少年犯罪について描いていました。その中で犯罪を犯す少年達の心をうまく表現していたように思います。今回も不甲斐ない大人たちに変わって世の中に示してくれることを期待します。

よく考えると昔自分が一番なりたくなかった大人の姿に、自分が近づこうとしているようで怖いです。