コミットメント


帰りの電車が本を読む唯一の時間となっている今日この頃ですが、今週は大学時代からお世話になっているUさんから送っていただいた「村上春樹河合隼雄に会いに行く」を読み始めました。かなりの量の本を送っていただいたのですが、朝時間がないときに一番手前にあるものを選びました。

さて、まだ数ページしか読んでいないのですが、なかなか興味深い内容です。コミットメントと日本人についてです。確かに日本人ほど個人主義と騒いでいる国はないんじゃないかと、はたと気がつかせてくれました。だいだい人間なんて個人で生きている。そして、その個人が集まって社会を築く。当たり前のことが当たり前でなくなっている。日本人は(僕が日本人以外をよく知っているわけではないが)、集団で行動するとき、一番発言権を持つのは誰か。それは、もっともその集団に参加している者であり、かつ自分の意見を言わない人。って感じがする。多分、部活とかでも一番うまい人よりも練習回数の多い人がレギュラーになったりしませんか。

その最たるものが、国会な感じがしませんか。なんで当選回数の多い人が偉くなるのか、総理大臣になると何にも言えなくなるのか。まぁしかし、国会の場合はいろいろまた僕の知らない事情があると思いますので、一概には言えないのかも知れません。

いかに、個人としてコミットメントするか。もうこれは日本人の宿命で、誰もが意識を変えていかないと個人として生きることは、難しいかも知れません。別に団体行動がいけないと言っているわけではありません。仁義を尽くすこともまた大事です。

また、読み終わったら感想書きます。