FINAL FANTASY


今日は、全編CGという映画「FIANAL FANTASY」を観ました。ストーリーは、ゲーム同様、よくわからないが映像のすごさは相変わらずすごい。集中してみていると本当の人間のように思えてくる。ただ逆に死体すらもきれいすぎて、主役級の一人が死んですらも、涙が出るほど感情移入はできない。むしろ、「ホタルの墓」などのような明らかなアニメの方が涙が出るのはなぜだろう。(単純にストーリーの問題かなぁ。)

結局、この映画もお金がかかった割に成功しなかったみたいで、やっぱり生身の人間には勝てないってことですかね。ITと騒がれている昨今ですが、もともとなかったものがデジタルで可能になることはあっても、やはりアナログ文化にデジタルが入り込むのは難しいみたいですね。タイタニックのように、描けないものをデジタルで補強するくらいが精一杯で人間までデジタルにしてしまうと、違和感を感じるのは仕方ないかもしれません。

最近、猫も杓子もデジタルカメラを持つ時代。解像度は300万画素を越えるものもでてきていますが、僕のデジタルカメラはなんと85万画素。しかし、画像の再現能力は僕のそれを越えているようには思えません。どうしても解像度が上がるとひとつのCCDチップが集められる光量が減ってしまうからです。デジタル処理で補正しているため、デジタルカメラの映像は違和感を感じることがあるでしょう?

だから、僕は最近、より解像度の高いデジタルカメラを買うくらいなら、銀塩フィルムの一眼レフが欲しいなぁと思っています(使いこなせるかなぁ)一方でデジタルビデオカメラが欲しいなぁと思っています。それはスチルカメラでは表現できないものがあるからです。このデジタルとアナログの狭間はまだまだ続くでしょう。テレビ業界ではノンリニア編集という言葉がはやっているようにデジタルが浸透しているのに対し、写真家でデジタルカメラを使っている人は少ないと思います。

手作りっていうだけでぬくもりを感じる僕らの世代も終わった頃、デジタルオンリーの時代がやってくるのかもしれません。