ダンサーインザダーク


映画「ダンサーインザダーク」を観ました。ただただ悲しすぎる。もう何で3連休の最後の日にこの映画を観てしまったのでしょうか。

僕はやっぱりこういう母親の愛みたいなものに弱いですね。

主人公のセルマは自分自身、いずれ目が見えなくなるのはわかっていました。遺伝するのは間違いないらしく、自分が子供を産んだことでその子はいずれ目が悪くなるのはわかっている。だから、この子の目は自分がなんとしてもなおしてあげなくちゃいけないと思うわけです。おそらく母親なら皆そう思うんでしょうけどね。

詳しい話は割愛しますが、最後に自分の命か、息子の目を直すかという2者択一になるんですけど、そこで彼女はもちろん息子の目を選ぶわけです。

そして、悲しかったのは彼女が死ぬことではなく、息子の成長を見ることができないことなんです。

それにしても、正直者がハッピーエンドにならないこの手の映画は見た後、つらくてやるせなくて、その日の生活に悪影響ですね(^_^;)。

彼女はミュージカルが大好きで、実はこの映画もこんなに悲しい映画にもかかわらず、ミュージカルです。しかし、それは彼女の心の中での話で、それがまた悲しくさせるんです。だって、いつだってそのミュージカルは彼女がつらいとき、悲しいときに始まるんですもの。

最後に一言。この主人公のセルマは決して美人ではないのですが、ダンスを踊っているときに見せる笑顔がむちゃくちゃかわいい。やっぱり、どんなときでも笑顔が大事だなぁと思いました。