天才とは


昨晩はバレー部の先輩Tさんのお宅で(参照:T氏新築祝い 2003/02/3/(月) 00時14分 )、Fさんの東京転勤送別会と、Kさんご結婚おめでとう&送別会を開かせていただきました。もちろん、私、幹事として買い出し等させてもらったのですが、用意はすべて女性の方々にお任せ(^_^;)。焼き肉がメインだったのでそれほど用意はかからなかったと思うのですが、それでもサラダやおにぎりなど、たくさん用意してもらいました。もうお腹がいっぱいで、最後はしんどくなるほどです。ちょっと(幹事なのに)飲み過ぎて、2階で休ませてもらっちゃいましたけどね。

東京転勤されるFさんが正幹事として完璧に幹事業をこなしていた方なので、今日から僕が受け継いだ形となり、Fさんほどきちんとこなせていない自分が不甲斐ないなぁと思いました。お金の大まかな予算や人集めなど、基本的な幹事業はこなせていたと思うのですが、結局きちんとしてはいるけれど、盛り上げたりは苦手だし、第一酔いつぶれるなんて幹事失格ですよねぇ。

まぁとりあえず無事終わったなぁという感じです。

さて、先日、宮本武蔵全8巻を読破しました。最後のシーンは「武蔵vs小次郎」の戦いで武蔵が勝ったところできれいに幕を閉じます。すがすがしさを覚えましたねぇ。やっぱり宮本武蔵は哲学書だなと思いました。機会があれば、もう一度読み返してみたいと思います。

光悦が武蔵を送り出したときに語っていますが、吉川英治武蔵では、小次郎は剣の天才、武蔵は凡才が鍛え上げられた秀才として描かれています。米大リーグマリナーズイチローだって、小学生の頃からバッティングセンター通いをしていたという話に象徴されるように努力の天才です。お杉婆さんによって仕官の道が絶たれた武蔵は、これ幸いにと喜びます。それは自分が精進することを強いることができる幸せを見いだしているようでした。細川家に召し抱えられた小次郎のように、勝つことを強いられた(信じられた)環境では、強くなれないと思っていたのです。

結局、常にストイックな環境で、自分を戒める。常に反省を繰り返しながら、自問自答を繰り返す。これが強くなる秘訣なんだろうと思います。エジソンの「天才とは1%のひらめきと99%の努力」という言葉に改めて納得する今日この頃です。

幹事が天職かもと思わせる人も、実は陰で下調べをばっちりして、盛り上げ方も研究していたりするのかもしれません。