あたり前のことを書きますが


今日は東京ビッグサイトで開かれている「SecuritySolution2004」に参加してきました。会社の業務としてこういうものに参加するのは初めてだったので、少し緊張しました。展示されている各社の説明員さんは、僕をそういう目でみるわkで、変なことは言えないと思うわけです。けど、かなりづけづけと話していたと思いますけどね。

ところで、その中に「Panda Software」という会社があります。ウイルス対策ソフトなどを開発、販売している会社です。先日、コンシューマー向けに発売しました。その販売元は今話題の「livedoor」です。

ウイルス対策ソフトといえば、トレンドマイクロSymantecが有名だと思います。セキュリティ関係のソフトは兎角”安心、安全”が大事です。なので、名前の知らないソフトウェアより名前の通った会社の方に軍配が上がるのは仕方ないでしょう。「Panda Software」はかなり知名度が低いでしょう。僕自身、あまり知りません。

ところが、「livedoor」から発売されたと聞けば、「おっ」思うでしょう。今、日本で「livedoor」を知らない人はいないでしょう。おそらく「livedoor」はプロ野球球団審査に通らないと思いますが、十分宣伝を果たしたと思います。無名だった企業が知名度を上げるために、初めの数年は広告費で赤字を出すと言います。「livedoor」は今年100億円の利益だそうですが、そこから先のステップアップを図るためには十分なパフォーマンスだったでしょう。

もちろん、堀江社長にもやる気はあって、審査が通れば、球団経営にも手腕を発揮してくれると思いますが、仮に審査に通らなかったとしてもある程度の収穫は間違いなくあるという計算がなかったいえば嘘でしょう。

知名度は、何もソフトの実力だけではないということです。もちろん、「PandaSoftware」の製品はなかなかすばらしいと思います。だから、「livedoor」さんも販売を決められたのだと思いますけどね。

とにかく、形のないソフトウェア業界ほど、”ブランド”という形のない、けれど必要なものの獲得に開発以上の力をかける必要があるのです。

そんなところで。