情報とは


ウェブ進化論」を最後まで読みました。

昨日も書きましたが、おおむね自分の思っていたことと違わなかったですが、やはりその胎動はもっともっと大きいものだと感じました。シリコンバレーなど、現地の人が自分で書いた言葉にはとても含蓄があります。

残念ながら、私が今居る職場は10年くらいは遅れていますが、それはそれで枯れた技術を使う必要がある業界であることは事実です。

しかし、業務の流れまで10年前の流れを使う必要はないですよね。そんなわけで、ここ1,2ヶ月でまとめてきた新しい職場での知識を共有するために、サーバを立ち上げてみました。しかし、それだけではこの今世の中で起きていることと同じ流れを起こすことは不可能です。みんなを巻き込んでいくこと。それがWeb2.0なのでしょうから。

「情報を取得することが大事」な時代は終わりです。Googleに任せておけば、すぐに最新の情報にアクセスできます。次の時代は「情報をいかに公開し、最新に保つか」が大事なのかも知れません。

また、今、山本周五郎さんの「天地静大」を読んでいます。幕末の若者たちの苦悩を描いた本です。情報が錯綜し、それに翻弄される若者たち。情報に惑わされずに、自分の意志を貫いていく杉浦がたくましく、また羨ましく思えるはなぜでしょうか。