知らないことはない


最近、いろんな会社が連携しまくっていて、なにがどうなるのかさっぱりわからなくなってきた。今簡単に整理しようかと思ったが、なにから手をつけていいのかわからなくなった。

そして、そのどれもが、「ウェブ進化論」でいう"こちら側"の世界の話だ。"あちら側"の世界の連携で、"こちら側"の生活を便利にしようということ。それはそれでいい話なのだが、ウェブ進化論的には従来の延長でしかないこの提携は、次世代の発展を目指すものではないのかもしれないし、多くは大資本をもった企業でしかなしえず、彼らが利権を得ることしかできない。

しかし、やはり僕はこの"こちら側"の発展しか、人間を豊かにできないのではないかと思う。

そして、まだ"こちら側"を豊かにするための基盤は、"あちら側"にまだまだ存在してないと僕は思うし、"こちら側"の人間にそれが備わってない。お客さんのところに行って話をすると痛感することである。

ところで、先日テレビでいわゆる勉強していない(例えば、鎌倉幕府ってなに?という感じの知識しかもたない)女子高校生の発言に驚きました。勉強なんて世の中に必要ないというありきたりな答えはまぁいいとして、「知らないことはネットで調べればすぐわかるし」という。これには正直驚きました。

教科書で知りたいことは調べられなくても、Googleは使えるということなのか。ということは、ネット上の辞書は使えるということなのか??そういう時代なんだなぁ。「読み、書き、パソコン」ということが冗談でなく、常識になりつつあるんですね。

知っていることと、調べることであっという間に分かることは同義なのか。。そうなのかもしれません。そう考えると、知識という価値は今や全く意味をなさず、分析能力のみが問われる時代な訳ですな。。

まぁWindows95が発売されてちょうど10年ですし、今の高校生が物心ついたときにはPCが家にあってマウスをおもちゃ代わりにしていたとしてもおかしくない時代ですからねぇ。