やる気は起こるものじゃない


今日は定例の東京出張。前回の往復とも睡眠とは違い、雑誌を読んだり、以下の文章を書いていました。

http://kaz-mori.kiy.jp/cgi-bin/blosxom/blosxom.cgi/2006/7/4

さて、購入した雑誌は今月号の「プレジデント」。テーマは「脱出!組織の歯車感」ということで、会社の自分の意欲なんかを見つめ直そうというもの。なんとなくわかっていたことを改めて認識させられた内容でした。

そして、目から鱗が落ちたのは、「意志は脳が決めているのではなく、体が決めている」ということが科学的に証明されていることでした。実験で、人にあるボタンを好きなときに押していいよとボタンを渡すと、なんと脳波よりも先に体がボタンを押すらしいのです。どういうことかというと、押したくなったような気がするという感覚は、体が決め、その行動に関し、やってもいいかを決定するのが脳らしいのです。

ややこしいので、とにかく「意志は脳が決めるのではなく、体が決めている」と覚えてください。つまり、環境が変われば気分が変わるというのは科学的に証明されていると言うことなのです。逆に考えているだけでは行動は変えられないということです。

気分が乗らないなら散歩に出てみるとか、コーヒーを飲んでみるとかいうのは、理にかなった方法で、制服きながらいつもの作業環境でいるのに、自由な発想は浮かびにくいということです。強いては、脳波を調べると、その次の作業効率がわかるのだそうです。

僕は意識的に気分が乗らないと部屋の整理をしたり、パソコンを買い換えてみたりと、まずは環境整備に取りかかろうとしています。今回も気分が乗らない日が続いていたので、情報の整理とか、本棚を買って本を整理したりしていました。

それって自分の趣味の問題かと思っていましたが、経験から培った習慣だったのかもしれません。

つまりは、環境に強いからいろんな経験を積んでもへこたれない、のではなく、いろんな経験を積むことによってへこたれなくなるのです。たぶん。勝手な思いこみかなぁ。

とにかく(とにかくとばかり言っている気がしますが。。)、脳は優れたものじゃなくて、環境に左右されるので、どうにでもなる。自発的にはやるきは決して起こらないのです。まずは試してみる。それが大事なんだと。

それから、賢すぎてやる気が出ない人は、やる前からできないことを想像してやらなくなってしまうのだとか。

まぁ言われてみれば、なるほどですが、あとはどれだけやってみれるかですね。