男の取り扱いとパソコンの取り扱い

昔のパソコンは、途中でフリーズしようが、ブルー画面になってしまおうが、デーンと構えていればそれでよかった。
機嫌を損なわないように扱わなければならなかったのは、人間の方だったし、周辺機器もパソコンが起きあがる前には、準備できていなければならなかったし、パソコンが終了する前に終了してはならなかった。
外見がださくても、(ファンの)音が大きくても、威厳があると見なされていた。

ところが、最近の彼は、USBに代表されるようにホットスワップは当たり前。フリーズしようものなら、役立たず扱い。
外見はよりファッショナブルに、持ち運びできるように、よりコンパクトでなければ、候補の一つにも採用されない。

パソコンを彼、人間、周辺機器を彼女と言い換えても、意味が通じるような気がするのは僕だけだろうか。