徳川家康〈18 関ケ原の巻〉 (山岡荘八歴史文庫)〜やっぱり家康すごいよ編〜
徳川家康〈18 関ケ原の巻〉 (山岡荘八歴史文庫)
posted with amazlet at 08.07.18
やっぱり家康はすごいよ。自分の兵をまったく傷つけず、関ヶ原の戦いを制したなんて。
なんというずる賢さと、それを正当化する知恵。もっともそれを行使するための実力は兼ね備えていたということなんだろうけれど、いかに血を流さないか、それが戦では大事なんだ。
関ヶ原の戦いでは、徳川不利という見方もあったんだね。兵の数からすれば負けていたみたいだし。
ただ、光成が勝てるなんて西軍の誰もが思っていなかったんじゃないか。つまり、光成は負けるべくして負け、家康は勝てるべくして勝った。
僕はもっと、秀吉の死を受け、家康が意気込んで光成を倒したのだとばかり思っていたが、まったく違っていたようだ。
次の巻からの、家康の日本統一の道のりを楽しみたい。