インクス流!―驚異のプロセス・テクノロジーのすべて 〜プロセス分析は地道な努力だけど、すごい効果を発揮する〜

インクス流!―驚異のプロセス・テクノロジーのすべて
山田 真次郎
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 71896
おすすめ度の平均: 5.0
5 メーカー勤務&理系必読
5 すごい本だ!
5 これこそ、日本のエクセレントカンパニー
5 インクス社長の使命感に感動した。
5 ITの力



この本の帯にある「あらゆる工程は短縮できる」という言葉につられて買ったのですが、まぁ”あらゆる”というのは言い過ぎかもね。

ただ、プロセスを徹底的に研究し、短縮するという方法を追求する意味について、その重要性と可能性を理解し、使命感を持って取り組まれたということに感動を覚えました。

そして、それを実行するにはイチ会社員ではだめで、自分で会社を興し、活動し、成果を上げる必要があるとわかって、行動した。すごいとしかいいようがないです。



僕は、S/WやH/Wの開発に携わっているんですが、その工程にそれぞれだいたい数ヶ月はかかっています。まぁぶっちゃけ1年かかる。
その間に、技術は変わっていくし、部材の供給期限なども気にしなくちゃいけない。なんとかしたいと思って、この本を手に取りました。


この本の内容を要約すると、人の介在しなくてもいい部分を探しだし、コンピュータを使って徹底的に自動化しましょう、しかもパラレルにしましょう、ということらしい。

僕らのシステム開発には適用できないことが多いようにも思うが、プロセスをなるべく同じにしていくということは、CMMIでも謳われていることだし、重要だ。

インプットとアウトプットをしっかり研究することは、この本でも謳われているし、CMMIの基本でもある。(著者の山田さんはCMMをしっていて書かれているのだろうか。知らなくて言っているならすごいね、やっぱり)

僕の仕事に生かすとすれば、やはりまずはプロセス分析と、自動化はできないまでも、マニュアル化などだろうなぁ。