徳川家康〈22 百雷落つるの巻〉 (山岡荘八歴史文庫) 〜キリスト教が日本にせまる〜



淡々とキリスト教の信者達が、どのように日本に浸食し、徳川家に影響を及ぼしていったかを描いています。

秀吉の忘れ形見秀頼や、伊達政宗の娘を妻に持つ秀輝の動きを書いていますが、これでたぶん大阪○の陣につながると思うのですが、まだその目は見えてきません。むしろ、秀輝の傍若無人ブリや、キリスト教に興味を示したことが、お家騒動を引き起こそうとしています。


天下を掌握した家康の死が近づいたところで、迫る徳川のキキ。死ぬまで安らかになれなかったんだろうなぁ。

一番安泰だったように見える家康が、だんだん一番しんどかったんだなぁと思うようになりました。

それにしても、宗教が人の気持ちを安らかにしてくれると思っていましたが、現代でも宗教は戦争の火種となりがち。なんか矛盾してませんか??