人を殺しちゃいけない理由

この議題について、よく考えるんですが、東野圭吾さまよう刃」を読んでまた考えさせられました。*1

法律が許さないとか、自分が殺されたら嫌だからとか、民主主義的にみんながだめだと言うからとか、そんな理由が挙げられましたが、この物語の場合はどうでしょうか。

無惨な殺され方をした娘の敵討ちをする父親。
娘を殺した若者ふたりのうち、1人を殺し、もう1人を殺そうと、指名手配になりながらも探し回る父親。

敵討ちを支持するか、しないか。おそらく匿名で投票しろと言われたら、支持する人が多いのではないでしょうか?

映画「それでもぼくはやってない」を観て、今の法制度の問題点を知ってしまった今、おそらく僕も敵討ちを支持してしまうでしょう。

敵討ちがいけない理由は、その正当性を証明するのが難しいため、秩序が乱れるからというのが理由だと勝手に思っていますが、被害者の遺族を尊重していない現代は非常に理不尽に思え、江戸時代に許された敵討ちの方が自然な気がしてしまうのは僕だけでしょうか?

*1:まだ途中なので読み終えたらまた感想を書きます