世界は感情で動く 〜なんとなく知っていたから、なるほどーだけど、だから?って感じもする

世界は感情で動く (行動経済学からみる脳のトラップ)
マッテオ・モッテルリーニ
紀伊國屋書店
売り上げランキング: 773
おすすめ度の平均: 4.0
5 今日から早速使える実用ビジネス書
5 人間は無意識のうちに理性的ではなく感情的に物事を考えてしまうことがよくわかります
5 自分の直感を信じたい全ての人に
2 行動経済学の著作と言えるか?
3 おもしろい例が盛りだくさん(でも確かに語訳がちょっと。。。)



「世界は感情で動く」は「経済は感情で動く」の続編です。

「経済は感情で動く」を読んで、目から鱗が落ちる思いだったので、続編も迷わず買いましたが、最後の最後は、しんどくなりました。あまりに当たり前のことが、科学的に説明されると、わかったのか、知っていたのか、自分の行動が何に基づいているのか(感情なのか、理性なのか)、よく分からなくなってきてしまったからです。

僕は結構理性に基づいて行動しているつもりです。


広告につられたりしないし、よく考えてから行動もしているつもり。一方で、感情的に消費に走ったりもする。これは、それさえもわかって、ストレス発散のつもりで行動することもある。もし、この本の内容をきちんと理解して、感情に流されずに全部の法則を理性でコントロールできたら、それはそれで効率的な生活が送れるかもしれないが、なんか、面白くない人生のようにも思う。

例えば、
餃子にビールが体に悪いと分かっていながらやめられないと同じように、見たいものしか見えないというのも、体がオーバーワークにならないように制御されている結果であって、仕方ないんじゃないかなぁと思う今日この頃です。


毎回毎回、自分の判断が間違っているんじゃないかと疑うのは疲れますよね(^_^;)