天国からのラブレター 〜全日本人に見て欲しい。

天国からのラブレター Love Letter from Heaven [DVD]
CCRE (2008-10-01)
売り上げランキング: 19017
おすすめ度の平均: 4.5
4 被告人を断罪するための映画ではありません
5 なんともやるせない
4 見終えたあとに…


山口県光市で起きた、本村さんの奥さんと子供さんが殺された事件を映画化したものです。

もちろんニュースなどで、その事件については何となく知っていましたが、この映画を観て改めて、その無念さを感じることができました。いや、劇中でも言っていましたが、計り知れない無念さであることを認識しただけで、きっと他人にはわからないでしょう。
けれど、自分も彼女との思い出と重ね合わせたりして、辛くて観るのをやめようかと思ったくらいです。




物語の大半は、二人の出会いや幸せな生活が描かれています。どこにでもありそうな、とても幸せな風景です。それが事件の悲惨さを強調することになっているというのが、あまりにも悲しい事実です。あまりにも幸せなだけに、その事件がひどいものになってくる。

幸せすぎて怖いというのは、なんというかおきまり名言葉であまり好きではなかったですが、幸せが怖いという意味がそういう意味なんだとしたら、ますます嫌いになります。

幸せは守られなければならないんです。



この映画は日本中の全員が観て、幸せとは守られなければならないという当たり前のことが、みんな分かる世界にしたいです。法律とか、刑法とか、そんなのなくても、分かる世界にしたい。