ベンジャミン・バトン 数奇な人生 〜現実離れした設定にも、出演者の演技力がカバーか。

ベンジャミン・バトン 数奇な人生 [DVD]
ワーナー・ホーム・ビデオ (2009-11-18)
売り上げランキング: 227
おすすめ度の平均: 4.0
5 人生の生き方
3 浮き彫りに
4 まさに数奇な感じです。
4 良い話
1 事前知識無しで

ブラピが老人から赤ん坊へ、ケイト・ブランシェットが赤ん坊から老人へ、別の時間軸をもった二人がどのように接点を持つのかという、最大の見せ場を、想像通りの見せ方で観客を裏切らなかったという点では、よかったと思う。
また、結論のもって生き方も、想像できたと言えば想像できた。
そう、あまり大どんでん返しはなかった。
この手の映画は、最後の最後に大どんでん返しがないように見せかけて、大どんでん返しを持ってくることが多く、それが興ざめしてしまうことが多いのだけど、それがなかった。
それがよかった。



おそらく、映画慣れしていない人?はこの淡々としたストーリー展開に飽きてしまう人も多いだろう。けれど、ブラピの演技力が遺憾なく発揮されたすばらしい作品であり、僕は最後までとても楽しめた。
オーシャンズ11なんかより、ずっとずっと、ブラピがかっこいい。
映画の中ではあまりにあっけなく描かれた、ブラピの孤独を選ぶシーン。愛する人を本当に愛するからこそできた決断は、あまりにもつらい選択だっただろう。僕にはとうていまねできない。


何度も繰り返すが、どきどきわくわくする映画ではないが、緊張感を持った、素敵な映画。僕は自信を持っておすすめします(映画上級者向け)


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