大往生したけりゃ医療とかかわるな (幻冬舎新書) 〜"自然な生き方"をしたい

自分も少なくとも胃瘻はやめてほしいと思っている。家族も本人も不幸せな気がするからだ。
ただ、自分の親にもそうしたいかと言われると難しい。だから、家族を困らせないために自分の意志ははっきり伝えておく必要があるという話はよくわかった。



「自然死」のすすめと書いているからセンセーショナルに聞こえるが、この本の本当の言いたいことは、この不自然に生かされてしまう医療を疑い"自然な生き方"を目指したらどうですか?ということ。納得しきりだった。



外国では寝たきりの老人はあまりいないという。回復の見込みのない、胃瘻や人工呼吸器などしないかららしい。そう考えると、長寿であることは必ずしも幸せでないかもしれない。健康寿命のような指標があったとき、日本は果たして世界一になれるだろうか。