北朝鮮 権力と金のなぞ

いつものように書き出ししてみたが、あまり実りのない回だったのではないだろうか。確信に迫っていない。

幹部の使えるお金が50億ドルほど地下に眠っている
プレゼント政治
幹部にプレゼントを行って、忠誠を誓わせる
金正日から行われていた
世界中から高級な品々を集める部署もあった
ランクによって、金額も品々も異なる
年間600億ドル キムジュンウンは、金正日の2倍
父を上回るため
なぜお金があるのか？
人民経済と宮廷経済　別々の経済圏がある
人民経済
計画経済でいわゆる社会主義経済
宮廷経済
人民から一方的に吸い上げる経済？よくわからん

しかし、人民経済は崩壊し、支給できていない
労働党39号室が金を上納する？
この39号室が国の会社を牛耳ており、国の予算とは別に吸収している
年間数十億ドルの外貨の半分くらい？

マカオには金融機関の規制が少ないので合法、非合法問わずお金が集まる
マカオに39号室の事務所があった。
各国の軍関係者と接触し、武器を輸出する窓口になっていた。
荷物も武器を送るときはもちろん偽装する。
年間10億ドル(1000億円)

各国は北朝鮮の資金源を絶とうとしている
24時間体制で北朝鮮の船と飛行機の位置を追っている
監視が強まる中、北朝鮮の貨物の摘発が始まっている
資金も絶とうとしている
BDA(銀行)を通じて各国と資金のやりとりをしていた
アメリカがBDAの北朝鮮口座を凍結
現在は使えなくなっている

上記のような状態で、現在、北朝鮮はどういう手段で外貨を確保しようとしているのか
やはりマカオ
小さな商店街の一角
金のやりとり
金の埋蔵量が世界有数 (知らんかった)
常に現金でやりとり。銀口座を使わないので後が残らない
金を運び出すときの手段
荷物のチェックを受けない外交官の特権を利用していた！

宮廷経済が難しくなっている。いま、北朝鮮で動きが。
金氏のプレゼントが減っており、感謝の言葉だけのことが多くなってきている
宮廷経済の資金繰りが悪くなっているのではないか？
新しい資金源 マンスデ創作社
北朝鮮のパレードなどはすべてこの会社が手がけている
この技術を使って売り込みを行っている？
セネガルに大きな銅像を作りこんだ
2500万ドルの総工費 半分が北朝鮮に送られた
北朝鮮の技術者が60人が住み込みで対応。彼らはかなりの職人。
アフリカだけで30ちかくの例がある
人海戦術
一般の人を海外に送って外貨を稼ぐ
モンゴル ウランバートル
マンションの建設現場に50人を送り込む
北朝鮮当局の監視がつく
500ドル/月 一人。ほとんど北朝鮮に渡っているだろうとのこと。
縫製工場にも。
世界中で10万人に上る

限られた宮廷経済では権力争いも。
先月No.2チャン氏の処刑もあった
経済の建て直しを命じられていたが。いったいなにがあったのか。
2012/8 金ジョンウン氏への政権移行
チャン氏は中国のような経済開放を狙っていた
ラソン経済特区
カジノ併設のホテルなどで外貨を稼ぐことを模索していた
チャン氏のやり手な感じが広まった。中国でも後押しされていた。
チャン氏のもとに次第に利権が多く集中することになった
チャン氏は行政部に所属
国営企業が39号室から行政部傘下となった
キムジョンウン氏が危機感
チャン氏が利権を思うがままになってきた
それで処刑。結局誰が金を握るかにかかっている。

いや、チャン氏が思うがままにしていたという意見に反論も。
集まった資金で北朝鮮を正常化させようとしていたという意見も。

結果的にはチャン氏の粛清で中国とのパイプが弱くなった

大規模なスキーリゾートも建設
施設の建設費がかさみ、運営が厳しくなってきている

日朝政府間協議が再開 2014/3
経済緩和を打診か。

40年に渡って北朝鮮を支えてきた宮廷経済。さてどうなりますやらって話。