ベンチャー企業


先日NHKスペシャルを観た。

アメリカのシリコンバレーの企業家と投資家の実情を示していた。

シリコンバレーでは企業家は投資家から得たお金で起業し、もし失敗しても

すべて投資家が負担するのだそうだ。

もちろん、簡単に投資してくれるわけではないが、

失敗を恐れる必要がなく、起業しやすい風土があると主張していた。

たしかにそうかもしれないが、それを日本でもやろうという。

それはいかがなものか。

確かに起業はしやすいかもしれないが、

日本では無名なベンチャーが成長する土壌がないのではないか。

技術力よりも、ネームバリューのある商品を選択しがちのように思う。

アメリカでテレビショッピングが人気があるのは、膨大な国土があるから。

数分出歩けば買えるものを、わざわざ高いお金を出して

テレビショッピングで買う日本人はどんな心境なのでしょうか。

それは第3者に「これはいいですよ」と後押しされると、買いたくなるからではないでしょうか。

日本で認められるには、知られていることがとても重要に思うのです。

その点、もっとも有効な(?)起業の方法は企業内ベンチャーではないでしょうか。

ちなみに、ソニーのバイオもトヨタのbBもそういう風に生まれた商品らしい。