戒め


今日は、何度も書いている「ゴーマニズム宣言 戦争論」について。

その「脱ゴーマニズム宣言」を立ち読みしたが、なんてことはないたいした批判はしていないように思われる。昔「買ってはいけない」と「買ってはいけない買ってはいけない」という本があった。あれも同じ様なものであった。つまり、どちらかが過激に「Aだ」といえばその批判本は「Aとはいえない」と批判する。なんだか子供の喧嘩のようだ。

もちろん、どちらの主張も正しいのかどうか、対して資料も集めていない僕らに判別のつきようがない。僕の個人的意見からして、結論は「批判本は売れた本のおこぼれをもらっているにすぎない」である。

なぜなら、僕(僕ら?)はゴーマニズム宣言のような本を読んでもああそうですかと、素直の納得するよな馬鹿ではないからである。自分で判断できないものは、ある知識として記憶するくらいで、自分で確認して初めてものにする。

僕わずかな人がそれに影響されて事件を起こしてしまう人もいるようだが、ごく少数だろう。

何であんなに目くじら立てて批判本を出して、大騒ぎをするのか、そのほうが不思議だ。

けれど、ゴーマニズム宣言はそれなりに筋が通っていて、普段僕が考えている「最近の世の中は自由自由っていいすぎなんだよ」っていう意見と一致していた。

あんまりわけのわかんない知識ばっかり手にいれると、今日も隣に座っている同僚みたいに「時計の秒針は1/f揺らぎだ」なんてわけのわかんないことを言い出す。

誰かの意見なのか、自分で考えた意見なのか、きちんと整理してその意見の源はなんなのかを説明する自信がない人は謹んで発言しましょう。

と自分に戒めもこめて。