泥流地帯


どんなに今日は眠くてしんどいのかと思って会社に行きましたが、

全く持ってふつう通りでした。いやはや人間一日あればとりあえず体は休まるのですな。

さて、去年暮れに三浦綾子さんの本を8冊借りたと書きましたが、あれからがんがん読み進め、ようやくあと一冊となりました。たった今読み終わったのが「泥流地帯」という作品で、人が生きると言うことに対する問いかけみたいなモノになっています。彼女の小説形式の本はかなりダークで、ほとんどの場合、まじめな人ほど損をするようになっています。(実際世の中もそうなっているか?)決して答えは描かず考えさせるようになっています。しかし、素直な人ならある一つの答えしか浮かばないはずです。それは、人はまじめに生きた方が気持ちいいってことです。人に後ろ指を指された方が楽な生き方ができるかも知れないけれど、それはこんな風に見えているんだよと示してくれます。もっとも僕はまじめにしか生きられませんが。

と、また1冊神戸から私送が届きました。

しかし、先週神戸に行ったときに読んでいた本を忘れてしまったので、買ってしまった本があります。真保裕一さんの「奇跡の人」です。神戸の往復の新幹線でしか読めず、まだ半分くらいしか読めていませんが、なかなかおもしろいです。彼は織田裕二の「ホワイトアウト」の原作を書いた人です。「ホワイトアウト」とはまったく違い、記憶を失った青年が過去の記憶を取り戻すための旅に出る?の物語です。また時間があいたら読みましょう。