映画「マジェスティック」


今日は年賀状を作成するため、まずプリンタの設定から始まりました。とりあえず、最新のプリンタはどんなもんじゃ!というわけでデジカメで撮影した映像を印刷してみることにしました。自分のデジカメは85万画素とずいぶん旧式のものなので、100万画素を越えているだろう画像をもらっていたのでそれを印刷してみました。

しかし、難しい・・・全然思った色、画質がでてくれない。やはりお店やさんにサンプルでおいてある写真は、プロが撮影して、プロが印刷したものなんだなぁとわかっていたけれど、痛感しました(T.T)。これじゃいいデジカメ買っても僕には印刷できないや。年賀状で我慢しとこ。

プリンタで遊びすぎて、未だに一枚も刷れていません(^_^;)。

それから、午前中には映画「マジェスティック」を観ました。交通事故で記憶を失った青年ピーターが、ある町で別人ルークに間違われるが自分が自分のことをわからないため、始めは自分をルークと勘違いする。そのルークは9年前に戦死したと伝えられていたため、町をあげて歓迎されるが・・・なかなかおもしろいストーリーです。

以前、マジェスティックという意味がその場でわからなくて、英語のわかる友人に聞いたら「意味はわかるけど、説明できない」といわれて「どういうことかな?」と思っていたら、映画の中では「威風堂々」となっていました。確かに説明できませんね。

映画は淡々と進みますが、ある一点で盛り上がります。それはピーターが共産党員かどうかを判決する裁判での彼のスピーチです。その中で彼が、自分の意見を持つことに自信がなかったというようなことをいいます。

要するに自分が左か右かそんなことは関係なくて、というかそんな考え自体がなかったとということです。しかし、彼は記憶を失ったまま過ごした町で、国のために戦争に出かけた青年達、そしてルークについて考えた結果、今の国のあり方?に疑問を持ちます。それは結局自分たち国民のあり方なのかもしれません。最後に彼は「威風堂々」と演説を締めくくります。

この映画を見終わった後、意外な感じがしました。今の日本の現状が記憶を失う前までの彼と同じなんじゃないかなぁと。そんな人がアメリカにもいるんだなぁと。

そう、今の日本人が問題なのは、国の政治に関心があるとかないとかという前に、自分の考え自体をきちんと持っていないんじゃないか。だから、例えばイージス艦派遣に肯定も反対もできない、選挙にも行かないのではないか。

私も実際、関心があるつもりでしたが、自分の考えが明確にあるかといわれたら答えられないです。だからといって、これから考えようとも思わないですが(銀行が国有化されるとどうなるのかさっぱりわからないし、年金が確定拠出になっても不安なものは不安、とにかく専門家がしっかり考えて欲しい)、関心を持っていたいと思います。僕にはやることがたくさんあります。

長い文章、最後まで読んでくれてありがとうございましたm(__)m