映画「マイノリティ・リポート」


映画「マイノリティ・リポート」を観ました。

ストーリーは基本的には単純で”プリコグ”と呼ばれる未来予知能力を持った人を利用して未来に起きる犯罪を察知し、犯行前に犯人を捕まえるという物語。そして、主人公のジョン(トムクルーズ)の周りに起きるストーリーが複雑に絡み合い、ジョンが犯人に仕立て上げられてしまい、はてさて彼はどうするかという流れです。

最終的にはこのシステムは6年もの間殺人件数0という記録をあげながら崩壊してしまいます。なぜかというと、実は冤罪も含まれて逮捕されていたからです。この逮捕の場合、現行犯逮捕よりも重い罪?らしく裁判もなく収容されてしまうみたいです。

この映画はスピルバーグにありがちな”素敵な未来なんだけど人間には受け入れがたいのでは?”という質問提示型です。「ジュラシックパーク」でも、大昔の恐竜を蘇らせる科学は素晴らしいモノだという期待感を抱かせながら、実際は神への冒涜だと言わんばかりな結末でパークは閉鎖されます。

単純に未来は自分の意志で変えられるんだぞということがいいたかったんじゃないでしょうか。そして、悲しい過去の引きずられないで今(未来じゃない)を見ることが大事だと言うことを。

今が大事だってことです。