ヒガミかも知れませんが


青色LEDを発明した中村さんが、8億円の和解金を受け取ることで日亜化学と和解が成立したそうです。しかし、中村さんは全然納得していないそうで「日本はもう駄目だから、優秀な日本の技術者はアメリカに来なさい」と豪語しているそうです。

先日の判決では200億円を払うことが日亜化学に課せられていましたが、本当にそうなったら日亜化学は潰れるかも知れないなぁと思っていたので少し安心しました。

この中村さんについて、彼の書いた本を読んでみたりしましたが、知れば知るほど悲しくなります。賢い人はそれ相当のお金をもらって当たり前だという考え方をお持ちなのは構わないのですが、だったら始めから会社作ってなんでもしたらいいじゃないですかと思うのですよねぇ。組織の中で造った物は組織で形にして、みんなの財産として売り上げに貢献していくことは当たり前じゃないですか。

それから、日本はもう駄目でアメリカに行こうなんて、あまりにも寂しい、自分勝手な考え方なんでしょう。自分1人で生まれてきて、成功してきたようなあまりにも横暴な考え方ではないでしょうか。日本国民としてこれからの世代に残していける優秀な技術を貴方のような優秀な人が日本に残さないで誰がするのですか?

それともなんですか、優秀な人はみんなアメリカというところに集まって世界国家でも作ればいいって事ですか。まぁそうなれば、戦争も何もなくなって、ある意味理想の世の中かも知れませんけどね。

日本に成果主義が根付かない理由をご存じですか?日本人のほとんどは会社のため、家族のため、日本のために働いているからなんです。プロジェクトXを見ていても、皆さん自分の成果のために働いている人なんていないですよね。強いて自分のためにしているのは、自分の実力を試すため。

そうやって、底辺を底上げできる文化があるから、こんなに小さい国が世界で頑張っていけるのだと思います。

実際には今回の判決が不当なものなのかよく分からず、小さな一地域で暮らしている私のちっちゃな意見ですが、全然間違っているとも思えないのですが、いかがですか?