長文注意


@千葉若葉台

今日は昼前に母親から電話があった。なんでも職場でいろいろあって辞めようかと思っているらしい。つまり人生相談だった。僕も親からそんな相談を受ける歳になったのかなぁと思いながら、もっともらしいことを話した。

うちの両親はずっと自営業で生計を立てていて、それもずっと同じものではありません。今でこそ安定しているものの、一時は収入がなかったことも。そして、今ある幸せは100%感じていると母は言います。電話でも話しましたが、少しくらい波瀾万丈な方が幸せを感じることが出来ると僕は思う。幸せは生まれものじゃなくて、ただ"感じる"ものだから。生まれたときからなんの不自由もなく、お金は捨てるほどあるような人は、なかなかそこにある幸せを感じにくいんじゃないだろうか。

前にも日記に書いたかも知れないけれど、僕はそれほど思い通りにならなかったことがないように思う。そういう意味で今回の異動について、かなり悩みました。母親は辞職願いではやっぱり引き留められているらしい。それだけに悩むのだと。僕は逆にあっさり飛ばされちゃったもんだから、悩んだわけです。僕はいったい何だったんだろうって。彼女とも離れちゃうし(それがなかったらこれほどまで悩まなかったとは思うけど)。それで、僕はいつでも会社辞めてもいいだろうし、またきっとどこかに仕事はあるだろう(実家を継いじゃってもいいし)と思うことで、気持ちを落ち着かせました。

まぁこの話は尽きないのでこの辺にして、今日の話。午後からは千葉に買い物に行きました。まぁ具体的な話はさておき、買い物をした店員さんに最後かけられた一言はかなり素敵でした。「また一緒に選ばせてください」。これ、かなりいいですよ。押しつけがましくないし、一歩引いた姿勢だけど、つまりはまた来てくださいってことですよね。

これが、これからの時代に求められる、接客時の一言です。今、溢れるようなサービスが氾濫する世の中。どれでもいいと思いがちで、値段だけで比べられちゃうような時代。こういう心遣いが人の心をつかむのです。この会社の株を買おうかと僕は真剣に思いました。

その後は、都賀に戻って駅近くのレンタルビデオ屋で借りた記念すべき初DVDは映画「コラテラル」。本当はラブストーリーが借りたかったのですが、最近はその手のストーリーがない。だいたいその手は韓国映画ですね。僕はあんまり韓国が好きじゃないので敬遠勝ちです。最近、敵対視されてますし・・・

さて、「コラテラル」の話。あるタクシーの運転手(マックス)がスナイパー・トムクルーズ(ビンセント)に巻き込まれていくというお話。スマートな殺し屋さんのトムは次々にターゲットを殺していくのですが、運転手は嫌々ながらもなんとかついていって、最後になんとか逃げ出し、最後は運転手の知り合いがターゲットであることを知って助け出すという至って簡単なストーリー。なんのおもしろ味もなくて、ちょっと退屈でした。おそらくこの映画の言いたかったことは、夢を持ちながらも日々淡々とタクシーを運転するマックスが、なにもできないでいることをビンセントに指摘されるシーンがあって、それで奮起して、マックスがビンセントを殺るという流れなんだと思う。最近のハリウッドはわかりやすいけど、展開も見えてしまっておもしろくないです。むー。