ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書) 〜怖い。。
本屋で目がとまり、目次を読んで、すぐにレジに並んでしまいました。
衝撃的だったのは「貧困が生み出す肥満国民」という章でしたが、それ以降の内容も驚きながら読み進めました。こんなに怖い国だったのか、アメリカは。。
最近はお金持ちほど健康的でスリムになるというのは、なんとなく普段から感じていました。僕も自炊を始めるようになって、大好きなお魚がこんなに高いとは思いませんでした。一方、ジャンクなお肉がこんなに安いなんて。。
ジャンクフードは確かに安くてお腹いっぱいになる。なるほどそうやってアメリカの人は大きくなるのかと思いました。そして、最近の日本にもよく似た体型の子供達がたくさんいることを思いついて、悲しくなりました。何を食べさせているんだと。。
アメリカの戦争依存症も知ってはいましたが、なぜ軍隊を維持できるのか不思議でした。そのからくりが本書ではきっちりと書いてあります。国が兵隊を集めるには二つの方法があるんだと分かりました。
一つは徴兵制とすること。もうひとつは、貧困に陥れること。。
ただただ怖いです。戦争に荷担するしか生きるすべがないってなんだか、本末転倒のような気がします。
本書を読み終えて、心に決めたのは、単純です。
お金をかけていい物が食べられるように頑張ろう。
賢い消費者になろう。
国が言っていることを信用しないようにして、自分の信念を持とう。