不安な演奏 〜最速の通信手段が電報!

2009/5/2再読↓

不安な演奏 (文春文庫)
松本 清張
文芸春秋
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ほぼ3年ぶりに再読してみた。感想を読み返してみるとあんまり変わらないが、なんとなく覚えてはいたものの、物語の複雑さ故に、最後の大どんでん返しを思い出せなくて、やきもきした(笑)

それにしても、携帯もない自宅に電話もない、通信手段は手紙か電報という、そんな時代の推理もののは、趣があるなぁと思った。現代のドラマでは、携帯電話にかけたらいいやん!というシーンでは、必ずかけてはみるものの「でない!」「つながらない!」というおきまりの部分を作らないといけないのが、いただけない。



2006/4/9に記入↓

松本清張著。

ふとしたきっかけで耳にした殺人計画から、政治家の犯罪にまで発展していた事件を暴いていくサスペンスストーリー。

協力者だった?1人が金目当てだったり、どろどろした感じはザッツ松本清張という感じ。しかし、話の流れはとても気持ちよく、複雑な展開もすらすら読める。

こんなに自由に動き回れる一般人がいるのかなぁという感想は否めないものの、解決後の爽快感は、同じ政治ものに行きがちな内田氏よりも良いと思う。