告白 〜この本を自分の母親が読んだのかと思うと、複雑な心境になった。

告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)
湊 かなえ
双葉社
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どきどきする展開で福井から神戸に戻る駅の中で一気に読んでしまいました。
しかし、疲れました。


この本を自分の母親が読んだのかと思うと、複雑な心境になりました。
子供を愛していると思いながらも、それが必ずしも子供のためになっていないとしたら、自分は何を信じて子育てすればいいのでしょうか。


全編、各人の手記?で描かれるこの小説。
ひとつの物語を各人の視点から描いている。そう、本のタイトル「告白」は登場人物の全員の告白なんだと思います。
だから、とても臨場感を感じて、どきどきしました。


それにしても、これで著者はなにを訴えたかったのだろう。とてもメッセージ性があるように思うのだけど、救いようのない結末に意味があるとはどうしても思えないのだけれど。。