気の持ちよう


今年の秋に会社の寮のひとつ「離宮前寮」がなくなります。

そして一足早く、離宮前寮の寮長さんが体調不良で退寮されました。

秋までは寮生がいるわけで、その食事を我が「塩屋寮」の寮長さんが

していると、離宮前寮の同期から聞きました。

先日の夜遅く、そのことを寮長さんに尋ねてみました。

もり :離宮前寮の食事も作られているそうですね(大変ですね)

寮長 :ええ。以前ここに来る前は離宮前寮の寮長をしていましたから

    ほとんどの子は知っていましたよ。

    がんばって作らさせてもらっています。

もり :あぁそうでしたよね。

ここには大きな気持ちの開きがある。僕は塩屋と離宮前と二つも世話を

しなくてはならなくて、大変だなと思っているのに対して、

寮長さんは、「作らさせてもらっています」と感謝さえしている。

この言葉を聞いた瞬間、あぁ僕はなんて小さい男なんだと思いました。

「作らさせてもらっています」なんていえません。

気持ちの持ちようで、こうもかわるものなんですよね。

もっと大きな視野で見れるようになりたいものです。